留学はどうしてもやっておかなければと思っていました。
留学してなくて、留学したものから言われるのがたまらなかった、その気持ちだけでした。
研究者として受け入れてくれるには向こうの都合があるので、なかなかコンタクトがつきませんでした。
そんな中、法医学のほうからここはどうか、タバコに関して禁煙活動しているところがあって、そこで留学したい人がいればと言っているという話が来ました。
とにかく違う世界をのぞきたい一心でしたから、そこに前もって下見をしました。
実際に英語の世界に入ると、何か鼻がツーンとするようなにおいが強く、ほあーと浮いているような感じで、どう行動すればよいかわからない世界でした。
向こうの研究室を見ましたが、データをとって日本に帰国してもそれを生かして研究を続けられるようになりたいと一生懸命に言ったつもりでした。
1998年当時、電話は市内であれば固定性だったので、実質ただです。このために、ニコチンを使った一般市民の参加の研究は電話での予約をとっていました。4人ほどの男女の研究員がせわしなく電話で予約をとったり、来た人に対して質問票を埋めていました。大学院生も女性が2名いました。統計処理の男性1名、看護婦さん1名、医師資格を持つトルコ人の研究員1名でした。
研究室は、保険会社も入っている2階建ての、大学から少し離れた借りた建物の1階でした。昨年伺った際にはそこにはなく、どこかに移っている様子でした。
彼らは研究室の責任者である女性の教授から雇われているだけなので、ただそこで与えられた仕事をこなせば終わりにする、ビジネスが成立している状況でした。
徳永 仁伯 (とくなが ひろのり)
院長
●1989年/九州大学医学部卒業
1995年/精神保健指定医
1996年/九州大学学位記
2005年/精神科指導医
2006年/精神科専門医
●職歴
九州大学医学部附属病院
福岡県立太宰府病院
国立病院九州医療センター
など
●留学経験
アメリカミネソタ州立ミネソタ大学医学部
アメリカオハイオ州退役軍人病院
●2013年/メンタルクリニック百道浜 院長
◆専門分野/うつ、薬物依存、適応障害、摂食障害など精神科全般