子供が足し算を覚えない、わからないのは、
足し算を実際にどのように使うのか、
その必要性を実感できないからではないでしょうか。
掛け算、割り算しかりです。
数字は現実の世界を象徴するものに置き換えていますが、
数字から入ると数字を現実の世界に再度翻訳しなければ実感できません。
上流から下流に下るのは楽でも、
その逆はすごい努力を要し、無理と言える事態にもなります。
同じように、薬の主たる効能は数少ないのに、
これが下流に下ると、
これにも効果ある、これにもとなり、
いったいこの薬は何に対して使えばよいのかわからないほど
わからないものになっているのではないでしょうか。
上から下に見ていくのは簡単でも、
逆から眺めると事態がわからなくなり、
神話の世界に迷い込むようなことになるのではないでしょうか。
徳永 仁伯 (とくなが ひろのり)
院長
●1989年/九州大学医学部卒業
1995年/精神保健指定医
1996年/九州大学学位記
2005年/精神科指導医
2006年/精神科専門医
●職歴
九州大学医学部附属病院
福岡県立太宰府病院
国立病院九州医療センター
など
●留学経験
アメリカミネソタ州立ミネソタ大学医学部
アメリカオハイオ州退役軍人病院
●2013年/メンタルクリニック百道浜 院長
◆専門分野/うつ、薬物依存、適応障害、摂食障害など精神科全般